楚々とした淑女。

すっかり秋らしくなった九月上旬、
仕事の合間によく利用する『PCMAX』で一人の女性と知り合いました。

彼女の名は麻奈美。
四十二歳になる人妻でした。

出会い系サイトの掲示板検索で「すぐに会いたい」「40~50歳」「スリム~グラマー」なとの条件を入力し、検索した結果、その日のうちに会えそうな女性数名の中に、麻奈美がいたのです。

– 初めまして。○○ですけど、分かります?
– はーい、分かりますよ。
– で、いきなりですけど、すぐに会えますか?
– いいけど・・・少し、メッセージでやり取りしてからじゃ、駄目?
一瞬、サクラの文字が頭をよぎったが、その日はそのまま突っ走ってみました。
– じゃ、普段はなにしている人ですか?
– うふふ、変な質問する人ね。普段はただの専業主婦よ。
– そうなんですか。よく利用するんですか、このサイト?
– うん、たまにね。

こんな感じのメールのやり取りで、麻奈美の夫が性的に全く興味がない男性だということが分かりました。

– それで、もうどれくらいHしてないの?
– かれこれ6カ月くらいになるかなぁ~。
– 半年は長いね。それで、このサイトに?
– まぁ、物は試しで。友達が勧めてくれたから。

私のことを気に入ってくれたのか、その後LINEを交換してくれ、その日の午後から会う約束までしてくれました。

市内中央を南北に流れる豊平川の堤防駐車場。
約束の時間を三十分過ぎても、一向に現れない麻奈美に苛立ちを隠せない私。
(本当に来てくれるだろうか?)
目を窓の外に向けるとと、藻岩山の稜線がなだらかに市内北西にある三角山のほうへ伸びているのが見えます。
(あ~あ、話が上手すぎると思ったんだよなぁ)
独り言ちながら、キーを入れようとした瞬間、赤の軽自動車が音もなく私の車の真横に停まりました。
(あ、来てくれたぁ!)
心の中で、そう快哉を叫んでいました。
「遅れちゃって、ゴメンさい。もういないと思ってた」
背中まである黒髪を、そよ風になびかせながら麻奈美が車から降りてきました。色白で鼻筋の通った古風な面立ちには、楚々とした趣があり、ネイビーブルーのワンピースに包まれた肢体はスリムでした。
「もう、帰ろうかと思っていたんですよ」
正直な気持ちを告げると、突然、頬にキスをしてきました。
「ゴメンね。今日はその分・・・」
はにかんだ表情で、私を見つめてきます。
「さ~て、最初はどこに向かいましょうか?」

こうして、セックスレスの清楚な人妻との逢瀬が始まりました。

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